
煙たい煙が立ち込める焼肉屋で脂身が美味しいデジ(豚)カルビが香ばしいにおいを漂わせながら焼かれて行く。埠頭で肉体労働の仕事を終えた沖仲仕たちがブリキで作られた円い食卓を囲み、焼酎の杯を傾ける。1日の労働でくだびれた労動者たちは胸に焼けるように染み込む冷たい感触の焼酎一杯で1日の疲れを忘れる。 港町釜山の60年代の草梁洞(チョリャンドン)の草梁(チョリャン)カルビ横町の1日は労動者たちと共に始まるといえるだろう。
デジゴギ(豚肉)は割安な値段で、しかも、水銀、鉛などの重金属を解毒する效果があると知られて劣悪な環境で働く労動者たちに人気を呼んでいる肉である。
いつも行き交う人で込み合う釜山駅と埠頭に接している草梁(チョリャン)デジ(豚)カルビ横町は昔ながらの汽笛鳴り響く港町釜山の庶民的哀歓が未だにそこかしこに漂っている。
1人前4千ウォン、ここ10年間あまり変わらないデジゴギ(豚肉)の値段で家族連れで誰でも2万ウォンが越えない庶民的な食べ物になっている。焼き鉄板に沢山盛られている美味しい肉に韓国ならではの厚い人情が溢れ見るだけでもお腹が満腹になりそうだ。
草梁(チョリャン)市場を抜けると釜山高等学校の方にデジ(豚)カルビ専門店が20軒ずらりと軒を連ねている。一昔は煉炭火と炭火で肉を焼いたが今ではカス火に変えたそうである。
銀河(ウンハ)カルビと南海(ナンヘ)ジップは30年間、ここを守ってきたふるかぶである。
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産地から毎日直送してもらった新鮮なお肉をこの店の主人が自らデジゴギ(豚肉)を切った後、料理の材料として使うのでいつも柔らかい肉を味わうことができる。銀河カルビでデジ(豚)カルビを頼めば大目のカルビとパゾィ、ニンニク、醤油、唐辛子味噌(ゴチュジャン)、サンチュ(レタス)が食膳にのぼる。|
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カルビ横町から少し離れた所にあるピョンサンオッも豚スユッ(茹で豚)とクッス(そば、麺類)、この店ならではの独特の醤油の味で評判が高い。銀河カルビから国土管理庁の方に5分ほど歩いて行くと100年近い歴史と4代に亘って取り組んだ味を自慢にしているピョンサンオッが現れる。
6~7坪余りの規模だけど夕方になるとサラリーマンたちで足踏み場もないほど込む合う店である。麺(そば、クッス)1千ウォン、豚獣肉4千ウォン、韓国で一番安い価格だが味だけはどの店も真似できないそうである。デジゴギ(豚肉)からにじみ出たスープにそばを入れて食べるこの店のクッス(麺類、そば)は栄養が豊富でご飯代わりにもなる。
営業時間は午前10時30分から午後8時まで。日曜日は休み。
■トップ写真の説明:草梁(チョリャン)デジ(豚)カルビ横町の入り口
■行き方:釜山駅の9番出口から出てまっすぐ進むと国民銀行が見える。その銀行を通り過ぎ、少し行くと草梁(チョリャン)デジ(豚)カルビ横町という韓国の文字で書かれている看板が聳えている。その看板が立ている方向の道路をまっすぐ沿って行けば草梁(チョリャン)デジ(豚)カルビ横町が出る。
■この辺りの地図を見る。